外国人観光客向けSNS広告サービス比較|Instagram・TikTok集客を代理運用してくれる会社はどこか

SNSで外国人観光客に届けたいけれど、運用する時間がない

InstagramやTikTokで外国人観光客の投稿をよく見かけるようになりました。素敵な写真や動画とともに、知らない間にお店が「映えスポット」として紹介されていることもあります。

自分の店も、こうしたSNSをうまく活用できれば、もっと多くの外国人観光客に来てもらえるのではないか。そう感じたことはありませんか。

しかし、いざ自分でSNSアカウントを運用しようとすると、想像していたよりも多くの作業が必要だと気づかされます。

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投稿する写真や動画を用意し、外国語でキャプションを考え、適切なハッシュタグを選び、定期的に投稿を続ける。さらに広告を出すとなると、ターゲットの設定や予算管理、効果測定まで求められます。

日々の店舗運営で手一杯の中、これらすべてを自分でこなすのは現実的ではないと感じる方も多いのではないでしょうか。

実際、SNSを始めてみたものの、最初の数回だけ投稿して更新が止まってしまったという話もよく耳にします。

中途半端な運用は、かえって「最近動きのない店」という印象を与えてしまうこともあります。せっかく始めるなら、継続的に効果が出る形で取り組みたいところです。

そこで選択肢になるのが、SNS広告の運用を専門の会社に任せるという方法です。

投稿の企画や作成、広告の出稿、効果の分析までを代行してくれるサービスを使えば、店舗側の負担を抑えながら、専門知識を持った担当者による運用を続けることができます。

インバウンド向けの運用実績がある会社であれば、外国人観光客に響きやすい見せ方や、国・地域ごとの傾向を踏まえた運用も期待できます。

SNS広告代理店を選ぶ前に確認すべき4つのポイント

SNS広告代理運用サービスは会社によって得意分野や料金体系が大きく異なります。契約してから「思っていたのと違った」とならないよう、まず以下の4つのポイントを確認しておきましょう。

インバウンド・訪日外国人向け運用の実績

SNS運用代行と一口に言っても、国内消費者向けの運用を主に行っている会社と、訪日外国人向けの運用に強みを持つ会社では、ノウハウが大きく異なります。

外国人観光客がどの国・地域から来ているのか、どんな投稿に反応しやすいのか、どのSNSが主に使われているのかといった知識は、インバウンド向けの運用経験がなければ十分に活かせません。

依頼を検討する際は、訪日外国人向けの運用実績や成功事例を具体的に確認することをお勧めします。可能であれば、過去に手がけた店舗のアカウントを実際に見せてもらい、投稿の質や反応を自分の目で確認すると安心です。

対応しているSNSプラットフォームの種類

外国人観光客が多く利用するSNSは、出身国によって傾向が異なります。

Instagramは幅広い層に利用されている一方、TikTokは若年層への訴求に強く、中国からの観光客にはXiaohongshu(小紅書)のような中国国内向けのSNSが有効な場合もあります。

自分の店舗にどの国・地域からの観光客が多いかを踏まえたうえで、その層に届くSNSプラットフォームに対応している会社を選ぶことが重要です。

複数のSNSを横断して運用してくれる会社であれば、ターゲット層が変化した際にも柔軟に対応しやすくなります。

料金体系(月額固定・成果報酬など)

SNS広告代理運用サービスの料金体系は、月額固定制と、フォロワー数や問い合わせ数などの成果に応じた成果報酬制に大きく分かれます。

月額固定制は予算管理がしやすい一方、成果が出なくても費用が発生します。成果報酬制は無駄な出費を抑えやすい反面、何を「成果」とするかの定義を事前にしっかり確認しておく必要があります。

また広告費そのものと、運用代行の手数料が別々にかかる仕組みになっていることが多いため、トータルでどれくらいの予算が必要になるかを事前に試算しておきましょう。

レポート・効果測定の透明性

運用を任せきりにしてしまうと、実際にどんな効果が出ているのかが見えにくくなってしまいます。

定期的なレポートが提供されるか、フォロワー数や閲覧数だけでなく、実際の来店や予約につながった件数まで把握できるかを確認しておくことが大切です。

レポートの内容や頻度は会社によって差があるため、契約前にサンプルレポートを見せてもらい、自分が知りたい情報がきちんと含まれているかを確認しておくと安心です。

SNS広告代理運用サービスおすすめ5選

各社の特徴を実際に調べてまとめました。料金については多くの会社が個別見積もり制を採用しているため、具体的な金額は各社へお問い合わせください(本記事は2026年6月時点の情報です)。

グローバルリンクジャパン|観光・旅行分野での実績が豊富

Instagram、TikTok、YouTube、Facebook、Twitter、LINEなど幅広いSNSプラットフォームでの運用サービスを提供しており、観光・旅行分野へのInstagram管理が特に高評価を得ています。

写真撮影を含む総合的なサポートも行っており、インバウンド市場においてはJNTO(日本政府観光局)をはじめとする実績があります。

フォロワー数や再生回数だけでなく、来店や利用といった事業成果につながる運用を重視している点も特徴で、数字だけが伸びて成果につながらないという悩みを持つ事業者に向いています。

向いている店舗:観光・旅行関連の実績を重視する宿泊施設・観光施設、官公庁との取引実績も安心材料にしたい事業者

LIFE PEPPER|低コストから始められる訪日外国人マーケティング専門

アフターコロナのインバウンド対策に特化した訪日外国人マーケティングを提供しており、低コストから始めて規模拡大に伴いコストも増やす戦略を採用しています。

従来のインフルエンサー施策に頼らず、独自のフォロワー獲得を通じて外国人観光客に来日時に思い出してもらう手法を重視しています。

全国40か所以上で官公庁・団体向けにノウハウ講演も行っており、インバウンド分野での専門性が高い会社です。初期費用を抑えてまず試したい店舗に向いています。

向いている店舗:予算を抑えてまず始めたい店舗、長期的な関係づくりを重視する宿泊施設

シェアコト|国・地域ごとのトレンド分析に強み

海外目線でのSNS戦略設計から、現地言語での発信・広告運用までをワンストップで支援しており、自治体・観光施設・宿泊業・飲食業など幅広い分野に対応しています。

アジア圏・欧米圏など、国や地域ごとのトレンドを分析し、旅行動機・検索動線・プラットフォーム利用傾向をもとに最適なSNSと発信内容を設計します。

英語・中国語・韓国語など多言語対応のコピー・デザインを制作し、文化的なニュアンスまで考慮したローカライズ投稿を行う点が強みです。

向いている店舗:ターゲット国・地域を絞った運用をしたい店舗、文化的な配慮を重視する飲食店・宿泊施設

freedoor|国・地域別のSNS選定に関する知見が豊富

ターゲットとなる国のユーザーが日常的に最もよく利用しているプラットフォームを正確に把握したうえで運用を行う会社です。

英語圏やグローバル市場ではInstagramとTikTokが圧倒的な影響力を持つ一方、台湾・香港・タイなど中華圏や東南アジアではFacebookも依然として利用者が多いといった、国・地域ごとの違いを踏まえた提案に強みがあります。

どの国の観光客をターゲットにするかが定まっている店舗にとって、的確な媒体選定が期待できます。

向いている店舗:ターゲットとする国・地域が明確な店舗、SNS選定から相談したい事業者

インタセクト・コミュニケーションズ|中国圏SNSにも対応

WeChatなど中国圏で広く使われているSNSの運用に対応しており、公式アカウント開設や広告出稿、人工知能を使用したユーザー分析によるパーソナライズ配信などの施策を行っています。

InstagramやTikTokが中心になりがちな他社と比べ、中国人観光客への特化度が高い点が特徴です。

向いている店舗:中国人観光客の来店が多い、または増やしたい店舗・施設

業種別おすすめの選び方まとめ

ここまで5つのSNS広告代理運用サービスを紹介しました。「結局どれを選べばいいのか」と迷っている方のために、業種別に整理します。

飲食店(カフェ・レストラン・居酒屋など)

飲食店では、料理や店内の雰囲気を視覚的に伝えられるInstagramやTikTokとの相性が特に良い業種です。

観光・旅行分野での運用実績を重視するならグローバルリンクジャパン、まず低コストで試してみたいならLIFE PEPPERが選択肢になります。

中国人観光客の来店が多い、あるいは増やしたい場合は、WeChatなど中国圏SNSにも対応しているインタセクト・コミュニケーションズも有力です。

ターゲットとする国・地域がすでに明確な場合は、freedoorのように国別のSNS選定に強みを持つ会社へ相談すると、無駄のない運用がしやすくなります。

おすすめの選び方

  • 実績重視→グローバルリンクジャパン
  • 低コストで試したい→LIFE PEPPER
  • 中国人観光客対応→インタセクト・コミュニケーションズ

小売店(土産物店・雑貨店・アパレルなど)

小売店では、商品の魅力を伝える写真や動画コンテンツが集客のカギになります。

特定の国・地域からの観光客に向けて商品を訴求したい場合は、国・地域ごとのトレンド分析に強いシェアコトや、媒体選定の知見が豊富なfreedoorが向いています。

土産物店など、訪日中に購入してもらうことを目的とする場合は、TikTokでの拡散力を活かせる施策に強い会社を選ぶと、衝動的な来店につながりやすくなります。

おすすめの選び方

  • ターゲット国・地域を絞った訴求→シェアコトまたはfreedoor

宿泊施設(ホテル・旅館・民泊など)

宿泊施設では、滞在体験そのものを魅力的に伝えるコンテンツが効果的です。

観光・旅行分野での豊富な実績を重視するならグローバルリンクジャパン、長期的な関係を築きながら低コストで始めたいならLIFE PEPPERが向いています。

文化的な配慮が特に求められる業種でもあるため、現地のニュアンスを意識したローカライズ投稿に強いシェアコトも選択肢になります。

おすすめの選び方

  • 実績・知名度重視→グローバルリンクジャパン
  • 文化的配慮を重視→シェアコト

迷ったときの最終判断基準

選び方に迷ったときは、以下の一言まとめを参考にしてください。

「観光・旅行分野の実績を重視するならグローバルリンクジャパン、低コストでまず試すならLIFE PEPPER、ターゲット国・地域が明確なら freedoorかシェアコト、中国人観光客対応を重視するならインタセクト・コミュニケーションズ」

なお、いずれの会社を選ぶ場合も、自店舗のターゲットとなる国・地域や、伝えたい魅力が何かを事前に整理してから相談すると、より的確な提案を受けやすくなります。

よくある質問

SNS広告代理運用サービスの導入を検討している店舗オーナーやスタッフの方から、よく寄せられる疑問をまとめました。導入前の参考にしてください。

最低契約期間や最低予算はありますか?

会社によって異なりますが、SNS運用は一定の期間継続することで効果が見えやすくなるため、3ヶ月から6ヶ月程度の最低契約期間を設けている会社が多い傾向にあります。

短期間で結果を求めすぎると、かえって運用の質が下がってしまうこともあるため、ある程度の期間を見込んで予算を検討することをお勧めします。

予算については、会社や依頼する内容(投稿作成のみか、広告出稿まで含むかなど)によって幅があります。

低コストから始められるプランを用意している会社もあるため、まずは複数社に見積もりを依頼し、自店舗の予算感に合うかどうかを比較してみると良いでしょう。

自分で一部運用しながら一部だけ依頼することはできますか?

多くの会社で、部分的な依頼に対応しています。例えば、投稿の企画や写真撮影だけを依頼し、実際の投稿作業は自分で行う、あるいは広告の出稿設定だけを依頼し、日常的な投稿は自店舗で続けるといった分担も可能です。

すべてを任せるフルサポートのプランと、一部の業務だけを依頼するプランでは料金も変わってくるため、まずは自店舗でどこまで対応できて、どこからプロに任せたいかを整理してから相談すると、無駄のない契約がしやすくなります。

効果が出るまでどのくらいかかりますか?

SNS運用は、広告出稿と異なり、フォロワーの増加や認知度の向上に一定の時間がかかる傾向があります。

一般的には、運用開始から効果が見え始めるまで3ヶ月程度、来店や予約といった具体的な成果につながるまでには、さらに数ヶ月かかることも珍しくありません。

広告を組み合わせることで、比較的早い段階から一定の反応を得られる場合もありますが、SNS運用全体としては中長期的な視点で取り組むことが大切です。

契約前に、どのくらいの期間でどんな成果を目指すのか、会社側とすり合わせておくと、後々の認識のズレを防げます。

広告費を投じる前に「誰に届けたいか」を明確にする

ここまでSNS広告代理運用サービスの選び方から具体的な会社の特徴、業種別のおすすめまでを解説してきました。最後に全体を振り返りながら、導入に向けた考え方を整理します。

「誰に届けたいか」が定まっていないと、運用の効果は半減する

SNS運用を代理店に依頼する前に、最も大切なのは自店舗がどの国・地域からの観光客に来てほしいのかを整理しておくことです。

英語圏の観光客にはInstagramとTikTokが中心になる一方、中華圏の観光客にはWeChatのような別のプラットフォームが必要になるなど、ターゲットによって有効な手段は大きく異なります。

ターゲットが曖昧なまま依頼してしまうと、せっかくの広告費や運用の労力が思うような成果につながりにくくなってしまいます。

まずは自店舗にどんな国の観光客が来ているか、あるいはどんな国の観光客に来てほしいかを振り返ることから始めてみてください。

会社選びは「実績」と「相性」の両方で判断する

今回紹介した5つの会社は、それぞれ得意とする領域が異なります。

観光・旅行分野での実績を重視するならグローバルリンクジャパン、低コストでまず試したいならLIFE PEPPER、ターゲット国・地域が明確であればfreedoorやシェアコト、中国人観光客対応を重視するならインタセクト・コミュニケーションズといったように、自店舗の状況に合わせて選ぶことが大切です。

あわせて、実際に担当者とやり取りをしてみて、自店舗の魅力をきちんと理解しようとしてくれるかどうかという相性の面も、長く付き合っていくうえで見落とせないポイントです。

まずは無料相談で自店舗の状況を伝えてみよう

SNS運用の効果は中長期的な視点が必要なため、契約してすぐに結果が出るとは限りません。だからこそ、契約前の段階で自店舗のターゲットや目指したい成果について、会社側としっかりすり合わせておくことが重要です。

多くの会社が無料相談を受け付けているため、まずは複数社に話を聞いてみて、提案内容や相性を比較してから決めることをお勧めします。

外国人観光客にとって、SNSは来店先を決める大きな判断材料になっています。広告費をかける前に「誰に、何を伝えたいか」を明確にすることが、結果として効果的な運用への一番の近道です。

この記事を書いた人

旅行、観光、IT・Webマーケティングの仕事に25年ほど携わってきた40代。現在はインバウンド対応に悩む店舗・宿泊施設の方々に向けて、実際に使えるツールや方法をまとめています。導入コストや使い勝手を含めて丁寧に検証することを心がけています。